関守石の独り言

キャパを認識しましょう

2013年01月07日

元旦の出来事

 

元旦に妹夫婦と合流して外食したわけですが

ここでダメダメな出来事がありました。

ご予約が一杯で、16時~18時の2時間枠しか

空いていないとのこと。これは正月と云うこともあり

いたし方のないことなので、その枠で予約を取り

当日には指定時刻の15分前にお店に到着。

まもなく妹夫婦も到着し、店内の個室に案内されました。

 

お鍋のコースだったので既にテーブルには鍋の食材が

所狭しと配置され準備万端といった具合です。

時計が16時を回ったところで、女性店員が

料理の説明と時間枠の念押し。

2時間で退室していただかないと次の予約があるので・・・

とのことなので了解しました。

 

ここからダメダメの始まりでした。

 

飲み物のメニューをお持ちします。と告げ

一旦部屋から下った店員はしばらく姿を見せず。

依頼したお鍋のコースに2時間の飲み放題プランを

付けていた為、早く飲み物のオーダーを告げて

新春の乾杯をしないと食事すら始められない状況です。

 

テーブルの呼び鈴で催促しても一向に姿なし。

時計は16時20分を回っていました。

個室から廊下を出て「すみませーん」と叫ぶこと数回

ようやくオーダーを伝えるが、なかなか飲み物が運ばれず

参加者全員に飲み物が配膳されたのは16時30分。

飲み物がこれだから、料理など配膳されるはずもなく

目の前の鍋から食べ始め、中盤になってコースの突出し、

お造り、揚げ物が出始めました。

 

その後も飲み物の配膳が遅いので再三催促するも改善が見られず

ものによっては30分以上待たされる飲み物もありました。

いくらなんでも、これじゃ2時間飲み放題になりません。

 

全ての料理がテーブルに出され、食べ終えたのは18時30分。

飲み放題は定刻過ぎの18時過ぎにラストオーダーになるとの

お告げがあり、ここで私の凧の糸も完全に切れました。

店員に、飲み放題の開始時間の遅れやスムーズに配膳されていないことを

伝えるが、困ったな~というゼスチャー。

ちょっと待ってや、困ってるのは私たちです・・・。

埒が明かないので、責任者を呼び、2時間あまりに受けた出来事を

伝えると、ただただ平謝り。

同業である事を告げ、他の職業の方々より少しは事情がわかりますが

繁忙の正月営業と云うことを加味しても食事をしながら楽しみに来ているのに、

不満やストレスを与えていると云う現状認識はあるのか問いましたところ、

人手不足で従業員間の連携が上手くいかずにご迷惑をお掛けしました。

との返事。

もう一度お越しいただけたら、本日の事をぜひ挽回させていただきたい。

との言葉も。

 

違うんですよね。

この責任者の方、丁重な謝罪は結構ですが、相当な不満を覚えた者にとって

再度の訪問は無いんですよ。

満席のなかの1グループの出来事であったかもしれませんが

確実に客を減らし店のイメージを落としました。

 

同業として今回の出来事は学ぶべき事象で、勉強になりました。

お客様にとって、店がどのような状態なのかなんて関係は無く

ただひとつ、おいしい料理を食べて幸せなひと時を過ごすこと。

私たち飲食業に携わるものは、ご依頼を受けた以上、一期一会の気持ちで、

各々の最善サービスができる体勢づくりこそ肝要なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

カテゴリー: 関守石のひとりごと
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