「春子椎茸」って言っても、春子さんが栽培した椎茸ではありません(笑)
椎茸は、傘の開き具合で冬菇(どんこ)と香信(こうしん)に分けられます。
椎茸は、発生する時期により春子(はるこ)、藤子(ふじこ)、秋子(あきこ)、寒子(かんこ)とも呼んでいます。春子は、2月から4月頃に採れるものです。良い香りがします。藤子は、藤の花が咲くころに採れるものです。虫が混じっていることがあります。秋子は、秋に採れるものです。虫が付きにくく、干し椎茸に向いています。寒子は、1月頃に採れるものです。寒い時期にゆっくり育つので、美味しさが濃縮されているのが特長です。
更に、発生したときの天候により雨子(あまこ)、日和子(ひよりこ)にも分けられます。雨子は、雨にあたって水分を多く含んだものです。色も黒ずんでいて、日和子は、晴天が続き水分が少ない環境で発生したものです。肉質がしっかりしています。
今日、野むら山荘の敷地内で成長した原木の冬菇で日和子の春子椎茸です。
湿度や気温など気象条件が最適にならないと、なかなか成長してくれません。
季節の移ろいとともに育つ原木椎茸は、焼いても煮ても美味しいです。
この季節だけのご馳走と言えますね!