関守石の独り言

鬼平の軍鶏鍋

2011年08月13日

池波正太郎 「鬼平犯科帳」

文春文庫版8巻の「明神の次郎吉」より抜粋~

 「つぎに、軍鶏の臓物の鍋が出た。

 新鮮な臓物を、初夏のころから出まわる新牛蒡のササガキといっしょに、

 出汁で煮ながら食べる。熱いのを、ふうふういいながら汗をぬぐいぬぐい食べるのは、

 夏の快味であった。」

という具合、で、これを盗賊の次郎吉が、

「うう……こいつはどうも、たまらなく、もったいない」と言いながら大喜びで食べる。

暑い夏こそ軍鶏鍋なのである・・・。

汗をかきながら味わう軍鶏鍋は格別だったのでしょう。

「野むら山荘の軍鶏鍋」

 

 

 

 

 

 

 

 

軍鶏肉、牛蒡、葱、三つ葉、特製出し汁

シンプルな素材構成ですが、味わい深く美味です。

カテゴリー: 関守石のひとりごと
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