昨日は予約がキャンセルになったので、嵐山方面に出かけました。
平日なので観光客の数は大して多くも無く、路も空いていて楽々到着。
目的は、天竜寺の中にある宝厳院なる寺の拝観とうなぎの昼飯である。
ちょうど昼時に到着したので、先に食事を済まそうという事で目的のうなぎ料理店へ足を進め
暖簾をくぐると既に満席の様子。
時刻は12時ジャストというのだから、その繁盛振りがうかがえる。
一組の先客を先にやり、待ち順が回ってくること10分程度か・・・
席に案内され、注文をする。
予めHPでメニューを予習しておいたので4800円のコースを、と頼んだ。
このコースは、肝焼き・うざく・鯉の洗い・肝吸い・香の物・うな重の流れだ。
行きの運転は私がしたので帰り道は妻がするということで
すかさず生ビールで喉を潤し、コースが出始めた頃に冷酒を注文。
このコース内容にはやはり酒は欠かせぬと注文したが、やはり正解であった。
冷やされた孟宗竹の青竹筒に入れられた八海山が旨い事は言うまでもない。
そこらで見かける徳利に入れられて出されるのとは違い、やはり視覚的効果の相乗で
2倍美味く感じるというもの。 まあ、この青竹酒は拙荘でも出しているので
感動とまでは行かないが、京の都を訪れる観光客には喜ばれる事であろう。
さて、食事も終わり周りを見渡すと次から次へと回転してゆくテーブル席。
仮にもお安いランチとは言えないうなぎ屋で待ち客が列をなしている光景は
正直すごいな・・・と感心した。
味もおいしいけれど、なにより場所がいい。
嗚呼、うらやましい限りである。
店を出て目的のひとつである宝厳院へとてくてく歩く。
うなぎ屋から歩いても10分程度だから近いもんである。
妻がTVで見たと言い今回此処へ来たわけだが、まさにグレートな庭園であった。
苔がまさに毛氈のように綺麗に映え、巨石と小川が庭園のアクセントに効いている。
なんでも説明書きによると、室町時代のものであるらしく
時代の経過に侘びた風情を感じる場所であった。
嵐山へ行かれたら、ぜひ立ち寄っていただきたいところである。拝観料500円。
京都に住んでいても、まだまだ知らない京都がたくさん。
たまには観光気分で京都巡りもいいものである。