梅雨明け宣言もまだなのに35℃などと猛暑が続いた6月
6月22日の寄席当日は比較的穏やかな気温でしのげました
今回で49回目になる当企画、次回9月14日に予定しています
50回記念寄席にて幕引きになります。
どこかでこのイベントを見つけていただきお越しいただいたお客様
雨の日も晴れの日も足しげく通っていただきましたリピーターの皆様
いつも楽しい噺でイベントを盛り上げていただく噺家の皆様
人海戦術でキビキビと動いてくれるスタッフの皆さんに支えられながら
12年の年月にわたり49回も開催できたことに感謝です
残すところあと1回になりますが、気を抜くことなく楽しみながら
ゴールに向けて走り続けたいと思います
最終回は9月14日(日)
スケジュールが許される方は終幕となるこの会にご参加いただければ幸いです
では49回の様子を・・・
大原で収穫された夏の食材をふんだんに使いました夏の八寸から
自作の舟形器の盛り込んで
定番の軍鶏鍋で
手打ち蕎麦はもちろん十割です
水菓子は季節のフルーツ
お腹が満たされたところでお待ちかねの落語タイム
お約束の山荘主人によるショート漫談?から
場がほんのり盛り上がったところでプロの噺家さんにバトンタッチ
一席目は桂文路郎さんで「転失気」
転失気とは医学用語で放屁、すなわちお尻から出る「屁」のこと
これを知らない寺の和尚は知ったかぶりをして小僧の珍念に
町へ行き転失気を買い求めてくるよう言いつける
珍念はいろいろな店を訪ねるが一応に無いと断られ
医者に相談すると転失気が屁のことであると知らされる
珍念は尋ねた先の店の人たちや和尚は転失気の意味を知らないんだと悟る
寺に戻り、和尚に転失気は屁だと正直にいうと
「そうだろう、そんなことも知らないのか!」と知ったかぶりをされるのも
癪だと思い、「転失気は盃のことです」と、和尚に告げる
和尚は「そうだろう、吞む酒の器と書いて呑酒器(てんしき)だ」とのたまう
医者が再び寺に往診に来た折り、和尚は代々寺に伝わる自慢の呑酒器を
お見せしたいと桐の箱に入ったてんしきを披露する
医者はこの箱に入ってるのでしょうか、ふたを開けるとさぞかし匂うでしょうな
ふたを開けると、そこには三つ組みの盃が・・・
医者は和尚に医学用語で転失気とは屁のことを指しますと告げると
和尚は珍念に一杯食わされたことを知り
「こんなことで人をだまして恥ずかしくないのか」と珍念を叱ると
「ええ、屁でもありません(笑)」 とオチが付くストーリー
文路郎さん、落語家になった時からこの野むら山荘寄席に出るのが夢でした
と、マクラで笑わせ、転失気も好演でした
続いて二席目は桂三若さん
野むら山荘寄席には3度目の出演です
爆笑のマクラから「文七元結」を好演
メリハリが効いた迫力ある人情噺で49回目を締めくくっていただきました
そして次回は最終回
50回記念で締めくくっていただく方は
笑福亭鶴二さん、ラッキー舞さんです
ラストになります!
皆様のご参加お待ちしています
お問合せ、ご予約は075-744-3456
野むら山荘まで