関守石の独り言

作陶

2023年05月20日

「器は料理の着物」とは料理人でもあり陶芸家でもあった魯山人の言葉

こんな器に料理を盛りつけたい!との思いから作陶を始めたのは

かれこれ10年以上前になる。

今回は瓢箪皿を作るべく、段ボールで型を取り粘土をたたらづくりで形成

ナイフで型を取り鉛筆を持ちフリーハンドで線を引く。

瓢箪の端を持ち上げ立体感を出す。

素焼きの後に何の釉薬をかけるのか迷った。

織部?志野?伊羅保?

結果「鉄釉」にすることにした。

落ち着いた渋い色に仕上がる。

器は料理の着物であるなら、あまりきらびやかな装いは料理の存在を

くすませてしまう。

この鉄釉の表情なら線引きした瓢箪の表情もくっきり目立ち

料理を引き立てる器であるに違いない。

今回は試し焼き(プロトタイプ)として3皿の仕上がりであったが

イメージ通りの色合いと大きさであるため、量産体制に切り替える。

目標40枚!

これはもう趣味の域を超えて仕事というべき量

器用貧乏のなせる業、色んなことをかじりつつ、自分探しは果てしなく続く(笑)

 

カテゴリー: 関守石のひとりごと
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